齧られたリンゴの謎〜アダムとエバは善悪の知識の実を全部食べたのか〜

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知恵によって純金を得ることはできず
銀がその値として量られることもない。
オフィルの金でも、高価なカーネリアンや
  ラピスラズリでも引き換えにできない。
金もガラスもそれに比べることはできず
純金の器もそれと交換できない。
さんごと水晶は言うに及ばず
知恵から得るものは真珠にまさる。
クシュのトパーズもそれに比べることはできず
純金でも引き換えにできない。

ヨブ記28.15ー19

正統派な宗教の代表であるキリスト教に関心を持った時に初心者として戸惑うのは、まずはどこから手を付けたらいいのだろうかという点だろう。通常は最寄りの教会を訪ねて指導してもらう事だが、そこまで本格的に取り組みたいわけではない場合や事情がある場合はどうだろうか。

教養という程でもないが、まずキリスト教に触れようと考えた時には聖書を購入して自分で読むのが一番だろう。西洋人的には家に聖書が無い事自体殆ど無いかもしれないが、日本では神仏の国という事もあるのか、全然キリスト教などの文化は知識として吸収を試みる人すら少ない。

最新の翻訳の聖書は日本聖書協会という所から聖書協会共同訳というのが2018年末くらいから出版されている。アマゾン・ドット・コムで買うのも普通だが、色々なバージョンがあってどれを選べば良いのか迷ってしまう人も居るだろう。具体的な相違点がよく分からないからだ。

訳の種類は最新の聖書協会共同訳を選ぶとして、内容としては旧約+新約と旧約(続編付き)+新約と新約の3バージョンが存在し、更にサイズが小・中・大・革版があり、引証・注付きの中・大版もあって、種類多すぎないかと。因みに、小版だけはビニールクロス装となっている。

キリストの生涯のみに焦点を当てるなら新約だけのバージョンを買うのもあるのかもしれない。新約の内容を完全に理解する為には旧約の理解が必須だが、1000ページを超える分厚い歴史の集大成であるので、ページ数の問題ではないにしてもかかる労力が割と半端ない事になる。

注解の立場としては続編有りの場合がスタンダードだが、続編無しだと通常の原罪を贖うキリストの解釈と一致する事になる。一つ前の記事とも関連する話で、キリスト教の聖書の観点からは旧約が善悪の知識の実に対応し新約が命の実に対応する風に捉えるのが最も楽な見方になる。

この見方の良い点は、日本で普及している仏教などが前提とする輪廻転生の考え方を自然に組み込める点になる。ユダヤ人的には人柱を立てて奇跡を起こすような内容をそのまま実践して良いのかという疑問は当然生じるが、死自体は避けられないのであって遺志の継承と捉えられる。

私は最もオーソドックスと思われる旧約+新約の小版が一冊目だった。実際その選択は正解だったと思っている。これまた魔術的発想の世界観になるんだが、続編を含まない実践は旧約の善悪の知識を新約で再解釈を目指す場合で、信仰に疑問が残っていたので良い選択だったと思う。

↓【おすだけで めざめるあなたの エデンパワー】(笑)
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