主はこう言われる。
イザヤ書56.1ー2
公正を守り、正義を行え。
私の救いが到来し、私の正義が現れる時は近い。
なんと幸いなことか、このように行う人
それを揺るぎなく保つ人の子は。
安息日を守り、これを汚すことのない人
いかなる悪事にも手を出さない人。
Web3は実力の世界で学歴や資格は問題にならないと言われる事がある。個人的には実力の世界というよりは信用の世界のように映っているのだが、実力はどのように測るのか明確でないし、年齢や体調によって変動しやすい要素でもある。
まずはWeb1やWeb2時代の学歴や資格がどのようなものなのか押さえる必要があって、当然ながらWeb1に対応する経歴はいわゆる普通の義務教育や高等教育という事になるだろう。一般的に履歴書に乗せるような内容になるだろう。
次にWeb2の経歴については諸説あるが、私はオンライン教育の一種であるMOOCが対応していると考えている。米国のコーセラやエデックス、英国のフューチャーラーンは学位の提供も修士まで行っており、日本の大学も進出している。
ブロックチェーンに学習歴が乗れば従来の経歴もWeb3になるのかと言えばそういう事ではないと考えている。確かに分かりやすい到達度の反映にはなるわけだが学習の形態としては従来のままなので新しい要素があるわけではないからだ。
Web3時代の経歴に対応するものは現時点では形になっていないわけだが、存在していないわけではないだろう。POAPやMintRallyなどの出席証明になるようなNFTを梃子とした共同体ベースでの学習歴となるのではないか。
重要な点は、特に組織の上に立ち続ける場合だが、Web3の世界で活躍する為にはWeb1やWeb2の経歴もある程度必要という事であり、Web3から始めるのだとしても閑散期はWeb1&2の技術を磨く方が未来は明るい事である。
ピラミッドのようなイメージを持ってもらえると簡単だと思うわけで、Web1の経歴が一番下にあってWeb2の経歴が真ん中にあってWeb3の経歴が頂点部分にあると。恐らくはWeb3だけになると自立行動できないので動きにくい。
従って、殆どの人にとってはWeb3をダシにして従来のWeb1&2の経歴を強化する事が正しい生き残り戦略となり、本当の意味でWeb3を楽しみながら発展させられるのは既に従来の意味の経歴が完成している人となるかもしれない。