また私は、一頭の獣が海から上って来るのを見た。その獣には十本の角と七つの頭があり、角には十の王冠、頭には神を冒涜する名があった。
新約聖書〔聖書協会共同訳〕
私が見たこの獣は豹に似ていて、足は熊のようで、口は獅子のようであった。竜はこの獣に、自分の力と王座と大きな権威とを与えた。
獣は頭の一つに死ぬほどの傷を受けたが、この致命的な傷も治ってしまった。
〈中略〉
また私は、もう一頭の獣が地中から上って来るのを見た。この獣には、小羊に似た二本の角があって、竜のように語った。
〈中略〉
ここに知恵がある。理解ある者は、獣の数字の持つ意味を考えるがよい。数字は人間を指している。そして、その数字は六百六十六である。
「オペレーション黙示録」なる用語を何処かで聞いて爆笑した記憶がある。内容はよく知らないが、闇の勢力なるものによって黙示録的な意思疎通による黙示録的なマッチポンプを行うという事なのだろう。
ヨハネの黙示録は後日談のようなイメージがあると同時に、基督が再臨する為に人類が経験しなければならない手続きとして定められているようにも感じる。ただ、神話なので本当に再臨するとは思わない。
今の世界情勢は、疫病と戦争と飢饉が同時に起こっており、まさに黙示録の四騎士が霊的に出現し始めたかのようだが、収束の兆しもある。因みに、騎士の四つ目の属性は私個人の意見では「貧困」である。