mRNA含有脂質ナノ粒子(LNP)に基づくワクチンは、COVID-19に対する2つの主要なワクチンで使用される有望な新しいプラットフォームです。 臨床試験と継続的なワクチン接種は、さまざまな程度の保護レベルと副作用を示します。 ただし、報告された副作用の要因は十分に定義されていないままです。 ここでは、前臨床ヌクレオシド修飾mRNAワクチン研究で使用されるAcuitasのLNPがマウスで非常に炎症性であるという証拠を提示します。 これらのLNPの皮内および筋肉内注射は、大量の好中球浸潤、多様な炎症経路の活性化、およびさまざまな炎症性サイトカインおよびケモカインの産生を特徴とする、迅速かつ強力な炎症反応をもたらしました。 鼻腔内に送達された同じ用量のLNPは、肺に同様の炎症反応を引き起こし、メカニズムが解明されていない高い死亡率をもたらしました。 したがって、適応免疫応答の誘導および観察された副作用をサポートするmRNA-LNPプラットフォームの効力は、LNPの非常に炎症性の性質に起因する可能性があります。
Google翻訳〔https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34841223/〕

マウスで行った実験ではあるが、ファイザー製のmRNAワクチンに含まれるLNPだけを投与したところ、酷い炎症が起きたり死んだりしたらしい。
遺伝子ワクチンを接種した直後は、何日間か発熱や悪寒や疲労などの症状が出るらしいが、その原因はLNPの方にあるのではないかいう仮説となる。
しかも、炎症を引き起こす性質そのものがアジュバントとして免疫誘導を促進する役割も果たしているらしく、単純に抑えればいいのでもないらしい。
実験では10マイクログラムのLNPを投与しており、ファイザー製のワクチンでは770マイクログラムで数十倍なので、確かに危険かもしれない。
今回の実験では、モデルナ製のワクチンのLNPも有毒なのかどうかは分からないが、同種の技術を使っているので似たような結果になるのだろうか。