信仰しない者、また(人びとを)アッラーの道から妨げる人には、かれはその行ないを迷わせます。信仰して善行に勤しむ人、またムハンマドに下されたものを主からの真理として信仰する人には、かれはその悪行を消滅し、状況を良くされます。それは信仰しない者が虚偽に従い、信仰する人が主からの真理に従うためです。このようにアッラーは、人びとにかれらの(善悪の)類型を示されます。
クルアーン47.1ー3
私の知るところでは、旧約聖書のみを信じる猶太教徒は悪魔は純然たる悪を担う固有の存在であり、新約聖書を主に信じる基督教徒は悪魔は天使が堕落した存在である、と考えているらしい。
人類が悪を身に纏うようになったのは、知恵の実を食べさせられた結果として原罪を背負わされたからだが、唆した象徴の蛇や天上の存在達が元々呪われていたのかどうかはよく分からない。
仮に基督が原罪を贖ったのだとして、それが天上の存在にまで及んだと考えるのであれば、始原の人類が堕落する事は予め決まっていて、天界の歪みの克服を目的とした人体実験ではないか。