主は王となられた。
詩編93.1
主は威厳をまとい
力の衣を身に帯びておられる。
世界は固く据えられ
決して揺らぐことはない。
科学的に波動と言えば、粒子と対照される広がりを持つ空間のゆらぎの事だが、心霊的に波動の話題が出てきた場合、特に高いとか低いとか言われる時、どういった基準があって、何が違うのだろうか。
昔愛読していたシルバーバーチの霊訓では、全てが波動であると言われていて、どういう文脈で使われていたかはあまり覚えてないが、量子力学的に粒子と波動の二重性があるので、間違ってはいない。
先に書いたように、波動の概念を理解する上ではやはり粒子と二項対立の概念として用いられていると考えると、何となく手掛かりが掴めてくるのではないか。一般的には、人格の成熟度を示している。
ただ、心霊的な能力と結び付けて具体的に波動の高低を定義するのであれば、宗教的加護や政治的加護を受けやすい人格を体現している場合に、波動が高いと定義するのが、一番分かりやすい事になる。
科学的に理解出来る形としての心霊的な能力では、宗教や政治を暗に活用して、元々ある科学的専門性をブーストする形で、魔術的な能力を発揮する事になる。以前にも書いたが、鋳型が無いと難しい。
殊更に波動性を強調するのは、自分の技能だけで独力で何かを成し遂げるのではなく、周囲の支援を得られるような人格を体現して協力する事でしか物事を前に進ませる事が出来ないという意味だろう。
この事は、最近私が再三のように唱えている学歴魔法界説を前提とすればすんなり腑に落ちるのだが、今述べたような意味以外に例外的な事象として奇跡が起こる事を期待するスタンスを示す事もある。
結局、心霊用語も比喩的に用いられている場合が多いので、多くの文献に触れながら何となく自分でイメージを掴むしかない。今回書いたのはあくまでも私個人の意見であって、一般的な見解ではない。