どんな状況にも、誰もが納得できる不変の真理が存在する。これがシリコンバレーでよく使われる用語・コンセプトである「第一原理(ファースト・プリンシパル)」だ。
1兆ドルコーチp.98
第一原理はどんな会社にも、どんな状況にも存在する。意見には反論できても、通常、原理には反論できない。なぜならすでに全員がそれを受け入れているからだ。
私は初めて聞いたが、第一原理という概念があるらしい。上記の引用にあるように、どんな会社やどんな状況にも存在するそうだ。
例えば、グーグルを例に挙げれば、「長期的目標に集中する」「エンドユーザーの役に立つ」「邪悪にならない」「世界をよりよい場所にする」といった標語が、第一原理に対応しているだろう。
そして、グーグルは元々検索エンジンの会社だったわけだが、サービス品質の基準を5つ挙げた。①スピード、②正確性、③使いやすさ、④網羅性、⑤鮮度である。
或いは、例えば医療従事者であれば、「一人でも多くの人の命を救う」事が第一原理になるんじゃないだろうか。
どんな状況でどんな結論を出すにせよ、それが正しいにせよ間違っているにせよ、第一原理を見失ってしまっては、信頼関係は破綻してしまうだろう。
因みに、普遍の第一原理もあって、「誠実である事」だそうだ。