Massive Open Online Course (MOOC、ムーク) またはMassive Open Online Courses (MOOCs、ムークス) は、インターネット上で誰もが無料で受講できる大規模な開かれた講義のことである。代表的なプラットフォームとしては「Coursera」「edX」や、日本版としてはJMOOCが提供する「gacco」「OUJ MOOC」があり、条件を満たせば修了証が交付される。
MOOC〔ウィキペディア〕
かつては、何か興味のある専門分野を勉強しようと思ったら、学校で良い成績を取り続けて、良い大学に進学して、良い研究室に所属する必要があった。
近年は、学問の大衆化が進んで、オンライン環境で何の前提条件を満たさなくとも、自由に学習出来る環境が整備されており、学位まで用意されている。
MOOCで学習出来る分野は、義務教育レベルから大学院の専門に進まないと触れられない事柄まで様々であるが、通常の大学教育では選べないようなトピックが多い。
私もいくつか講義を取って受けたが、学習した分が確実に身になるので、RPGの経験値制レベルアップになぞらえられるかもしれない。
個人的には、最先端の話題を前提知識無しで学べる教養系の科目が数多くあるのが、とても魅力だと感じる。自分のペースで学習出来るのも良い。
講義を提供するのは、大学は勿論だが、他に企業や公的機関や非政府組織などの民間団体まで様々である。内容が充実しているだけでなく、修了者への待遇が手厚い場合もある。
唯一の難点は、殆どの講義の言語が英語である点だろうか。日本にもMOOCはあるが、幅も深さも海外の有名所と比較したら見劣りしてしまう。
大学に行って勉強するのも王道ではあるんだが、感触としては寧ろMOOCの方が教育システムとして優れている印象を持った。
これから徐々にあらゆる分野の学問の商品化が進んでいって、学歴が意味を為さなくなる時代が来るかもしれない。