ワクチン接種を通じてHIVに対する広く中和する抗体を引き出すことは、長年の重要な研究目標であり、Schiefと共同研究者によって使用されるいわゆる抗体からワクチンへのアプローチはそのような道の1つです。VRC01 _この研究では、ワクチン免疫原の設計を導くためのテンプレートとして、あるクラスの抗体を使用しました。VRC01は、約10年前に、gp120外被糖タンパク質結合CD4(HIV-1ウイルスの主要な受容体)に対して生成されたいくつかの抗体の1つであり、いくつかのHIV株の広範な中和を達成するものであることが示されました。Schieffはプレスリリースで、彼らの研究で「すべてのIgG B細胞の中で発生するVRC01クラスB細胞の頻度は、次のステップとしての追加免疫に有望であると考えられるほど高い」と述べました。 Health、MD、USA)は、次のようにコメントしています。「抗体系統の初期発生の正確な制御は、これまでノックインマウスでのみ観察されていました。’」(例えば、免疫グロブリンヒト化マウスのワクチン接種は、HIV中和抗体に対する多様な非変異VRC01クラス抗体前駆体の成熟を誘導した)。彼は続けた「フェーズ1の結果は、これが人間でも達成できることを示唆しています!」
Google翻訳〔https://www.thelancet.com/journals/lanmic/article/PIIS2666-5247(21)00042-2/fulltext〕
この最初の試験の結果は有望ですが、それらを検討する際には注意が必要です。クォンが強調したように、「VRC01クラスの抗体はかなりの成熟が必要です。将来の研究では、発達中のVRC01クラスの系統を適切に成熟させるために、追加免疫原を組み込む必要があります。」
前の記事に書いた新型HIVは、遺伝子ワクチンによる免疫機能の低下を誤魔化す為の陰謀ではないか、と感じる部分があって、ちょっと調べてみた。
所謂VAIDS(VaccineAcquriedImmunoDeficiencySyndrome)を検索していたら、面白い物が見つかった。
なんと、モデルナ社が従来株のHIVに対するmRNAワクチンを開発中らしい。その基礎となる抗原は組換えタンパクワクチンの成分であるらしい。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団が出資しているらしく、ビル・ゲイツと言えば次の感染症の出現を予告していたが新型HIVの事だったのかもしれない。
引用した論文は、組換えタンパクでの高い有効性が得られたとする第一相試験の結果だが、これを布石にした遺伝子ワクチンの候補のみになりそうだ。
個人的には、HIVに罹る可能性は皆無だと感じるものの、いざ必要になった時に他の種類のワクチンが無いのでは困った事になってしまう気もする。