

この論文は、ワクチンを1回接種した人に、2回目に同じ種類と別の種類の物を打った場合の組み合せを比較したものである。結論から言うとそんなに大差ないが、特に日数経過後は個人差が大きいのが多少気になるところではある。
上の図で示されている有効性では、日本人はほぼファイザーかモデルナである筈なので右半分だけ見ると、ファイザーとモデルナの交互接種ではより強い免疫誘導が為されている一方で、ノババックスの効果は相対的に低めのようだ。
下の図で示されている安全性では、同じく右半分だけ見ると、強い免疫誘導が期待される組み合わせの方が僅かに副反応の頻度も大きい事が分かる。苦痛、疲労、頭痛などが多く報告されているようだが、深刻な事例は少ないようだ。
個人的には、データを集める意味では、ワクチンの効果と安全性を各個別に比較する意味でも同じ種類を打ち続けるのが良いと考えていて、少なくとも同じ種類を打つのが良い筈だが、心配な人は遺伝子ワクチンから降りる手もある。