・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の動物モデル(マウス、ハムスター)を用いて、オミクロン株の増殖能と病原性を調べた。
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00148.html
・オミクロン株は、動物モデルでの肺における増殖能が従来株よりも低いことが示唆された。
・オミクロン株を感染させた動物では、体重減少と呼吸器症状の悪化がみられないなど、その病原性は従来株よりも低いことが示唆された。


以前、オミクロン株はマウス由来ではないかとする論文を取り上げたが、そのマウスを使って同株がどのような特徴を持つのかを東京大学医科学研究所が調べた。
図1のように、マウスを使った実験では国内で第二波を引き起こしたベータ株よりも増殖能(感染力)が低い事が分かり、病原性(発症率)も低い事が分かった。
図2のように、ハムスターを使った実験でも国内で第五波を引き起こしたデルタ株よりも増殖能が同じ程度か或いは低い事が分かり、病原性も低い事が分かった。
勿論、人間とマウスは同じ哺乳類であるとはいえ別種なので、この結果がそのまま人間に当てはまるわけではないが、同じような結果となる事は当然想定される。
そして、私のような遺伝子ワクチン懐疑論者は、ワクチンを打ったせいでコロナウイルスに対する免疫力に悪い影響が出た結果なのではないかと邪推してしまう。
まさか、効果がない事はあっても逆効果という事はないと信じているが、今回の結果からは、オミクロン株の感染者数が過去最高になっている現状は不可思議だ。