存在するものは遠く
コヘレトの言葉7.24
深く、さらに深い。
誰がそれを見いだせるのか。
御伽噺としては面白いんだけど、本当に学歴魔法界が成立しているとはどうにも思えない部分があって、自分が学位を持っていれば確認出来たのかもしれないけど、何単位か取った感触では、魔法という程の技能は開花していない。
特に気になるのが、理系の学位で、前にも書いた通り私は工学部と医学部を中退しており、2回も大学を辞めた後にサイバーとか放送で単位を齧ったりとか、色々と命懸けで実験的な事を繰り返したのだけど、結局分からなかった。
というか、大学は両方とも卒業するつもりだったし、わざと辞めたわけではないし、健康上の問題が生じたのでやむを得なかっただけで、ふざけて遊んでいたわけではない。学位を取れていれば自分で確かめられて一番簡単だった。
自然界が操作出来るのだとしたら、陰謀とか陰謀論とか以前の問題になるのは確かであって、そもそも客観的に映る数学すらただの幻想という事になってしまうのだから、何でもありになってしまって、寧ろ安定した世界が奇跡だ。
私は、学歴魔法界が現実だと決め打ちして普及させる事にしたのだけど、最大の壁は自然界の客観性が幻想である事を周知させる事で、その為には理学博士と文学博士の思考停止か、或いは上手く纏め上げて相殺させる必要がある。
現時点で高卒である点を生かそうと考えるならば、原点と考えて人類全体の学問的な表現型を最適化する事を目指す点があると思う。理想と現実の差を穴埋めするのは政治の役目だけど、政治的手続を学問で固定してしまうと良い。
その為にというわけではないが、単位として認定されない学業の達成度について政治的に処理する事を考えてその先駆けとしてMOOCで実験をしている最中で、単位として認定されるものは宗教的であるという前提で考えている。
宗教と政治を学問的な経歴に落とし込む事が出来れば、科学の完成に更に一歩近付くのは間違いない。副次的な影響として、宗教界が国家と同じ権力を持つか、逆に国家が解体されるかのどちらかが起こる可能性があって、面白い。