そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、では、そのことはいつ起こるのですか。また、それが起こるときには、どんな徴があるのですか。」イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。私の名を名乗る者が大勢現れ、『私がそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、付いて行ってはならない。戦争や騒乱があると聞いても、おびえてはならない。こうしたことは、まず起こるに違いないが、それですぐに終わりが来るわけではない。」そしてさらに、言われた。「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がる。また、大地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や天から大きな徴が現れる。しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたを捕らえて迫害し、会堂や牢に引き渡し、私の名のために王や総督の前に引っ張って行く。それは、あなたがたにとって証しをする機会となる。だから、前もって弁明の準備はするまいと、心に決めなさい。どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、私があなたがたに授けるからである。あなたがたは、親、兄弟、親族、友人にまで裏切られ、中には殺される者もいる。また、私の名のために、すべての人に憎まれる。しかし、あなたがたの髪の毛一本も失われることはない。忍耐によって、あなたがたは命を得なさい。」
新約聖書〔聖書協会共同訳〕
未曾有の危機に便乗して、なんちゃって救世主が大量発生、私だけが真実を知っているのでついてくれば安心だ、みたいな調子で悪徳商法を始める。小者だと自分自身も騙されていて自分の主張を信じている事もある。
ある事ない事でっち上げて恐怖を煽る。全部が仕手で正しい面など全く無いが、半狂乱の乱痴気騒ぎが続く。詐欺ビジネスを生業としている人達は、いつもの旨いビジネスチャンスだと考えて、見境なく暴走し続ける。
その内、引き際が見極められなくなって目立ちすぎた結果、最初は無視していた国や企業の取り締まりという名の粛清が始まる。全包囲に根回しされてあらゆる手練手管で一網打尽にされた上に、見せしめに晒される。
かつての繁栄と栄光は完全に失われる。楽して美味しい思いが出来ていた昔が恋しくて仕方無く、何度も再起をかけて挑戦するが同じ事の繰り返しでは上手くいく筈もない。欲張りすぎたと後悔する日々だが後の祭り。
真摯な求道者は巻き込まれないように、アーメン。