するとその親戚の人は言った。「私には買い戻すことはできません。私が先祖から受け継いだ地を損なうことになります。親戚として私が果たすべき責任はあなたが果たしてください。私は買い戻すことはできません。」
ルツ記４．６ー７
かつてイスラエルでは、買い戻しや権利の譲渡に関する一切のことを決定する際、当事者は自分の履物を脱ぎ、相手に渡す事になっていた。これがイスラエルにおける認証の手続きであった。
何度も書いているのでいい加減うんざりするかもしれないんだが、学び直しを行うなら乳幼児水準の内容をこなすのが一番お得である。人それぞれ得手不得手があるので苦手な分野も当然あるし世の中には何をいくらやっても上達しない人々がいるが、そういった問題を解決できる。
当然センスの問題はあるし、生まれつきの才能と言えるような気付く資質や高い処理能力や記憶能力を持っている人もいるだろう。そういった人達は自然に成長すれば自分に見合った学習歴に到達する事が殆どなので気付かないが、学習歴を積まなかった場合は能力を摘み取られる。
私の話ではない。私の場合は何となく最初から漠然と全知だったので既存の枠組みにとらわれる事なく適当に自分に合った最善解を弾き出す事ができた。本質的には無欲な人間に映っていたのが仏教的に良かった。本当は飽きていただけで人一倍強欲なのだが気付かれなかったのだ。
私の遺伝子だと普通は生き残れずにもっと若い頃に死んでいたはずなので、ここまで命を繋げたのは非常に高いスコアが期待できる。まぁ話を戻すと、いくら努力しても上手くいかない場合や自分を変えられない場合は、子供向けの学習教材で学び直しを行うのが最短の近道となる。
あるいは、逆に子供を教育する方法を学ぶ事も有効である。子供ができると母性が芽生えたとか親としての責任感が生じて人生観が変わったとか言われる事もあって、全然変わってない人も大勢いるはずだが、親自身が乳幼児の学習課程に触れる事でそういう効果が生じるんだろう。
自分の場合だと米国発の教材から王道のカーンアカデミーキッズと英国発の教材からガイドプラスエデュケーションをやってみたが、本当に効果絶大である。自分は精神病のリハビリとしてデイケアの代わりにやっているんだが、健常者でも効果は期待できるのではないかと考える。
精神病の沼に嵌まると分かるんだが、健康だと有り得ないような摩訶不思議な病態が多いので油断すると廃人になってしまう。そういった病態は苦痛を感じるものもあるが心惹かれるような思考や感情に溺れされるようなところがあるので、特に現実が上手くいっていないと大変だ。
簡単だからといってバカにしてはいけない。大抵の人々は乳幼児が研鑽を積んで学ぶような技能はセンスや才能だと思っているが、学習の土俵に落とし込めるようになった段階で努力によって計測すべき評価対象になってしまうので、きちんと結果を出さないと宝の持ち腐れになる。
