円卓の騎士

スピリチュアル
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ある日彼女はビルに、新しい方針を与えられた。チームと問題を話し合うとき、君はいつも最後に話すようにしろ。君は答えを知っているかもしれないし、それは正しいかもしれないが、答えをただ与えるだけでは、力を合わせるチャンスをチームから奪ってしまう。正しい答えにたどりつくのは大事だが、チームみんなでそこにたどりつくプロセスも同じくらい大事だ。

1兆ドルコーチp.94

上述の文章から分かるように、意思決定は、正しい結果と同じくらい正しい過程を経る事が重要らしい。

パトリック・レンシオーニによると、チームの機能不全には5つの段階があるらしい。

①信頼の欠如…皆が保身を最優先に行動する
②対立への恐れ…建設的な討論や対立が生じない
③責任感の不足…意思決定の結果に従わない
④責務の回避…意思決定から生まれた結果の責任を取らない
⑤結果への無関心…全てが闇に葬られ分断が起こる

意思決定の為のプロセスがきちんと整備されていない場合、チームの構成員が余程の人格者の集まりであったり、仲が良かったりする場合を別として、基本的に信頼関係は育まれていないと考えておいた方が間違いが無いだろう。

理不尽で強権的な判断は信頼を損ねる最も分かりやすいパターンであるが、心理的安全性が担保されていない環境で、保身を優先せずに居られる立場ある人が果して居るだろうか。

勿論、正しい結果を得る事は平時だけを考えれば最も重要だが、過程を軽んじると十中八九、陰謀や謀反が企てられる。反乱による被害は元々の議題から生じる最悪の結果より、なお悪い事もしばしば考えられる。つまり、意思決定の過程を無視すると有事になりやすい。

従って、どう考えても結論が明らかな場合でも、きちんと意思決定の過程を踏む事を怠ってはならないのである。だが一旦、強固な意思決定プロセスにより結論が出た後は、その判断には一致団結して従わねばならない。