だが、主が海に向かって大風を起こされたので海は大しけとなり、船は今にも砕けそうになった。船乗りたちは恐怖のあまりそれぞれの神に向かって叫び、海に積み荷を投げ捨て、船を軽くしようとした。一方ヨナは、船底に降りて横たわり、寝入っていた。
ヨナ書1.4ー5
リカレント教育の乳幼児版を修めれば幸福感が増してあらゆる生理的・心理的な好転作用がある事は明らかだが、大人には面子や自尊心があるので「はい、そうですか。では、試しにやってみましょう」とはならない事が多い。
何とか誤魔化しながら自然の成り行きで乳幼児向けのリカレント教育に取り組ませるにはどうすれば良いのかが問題となってくる。一番分かりやすいのは子供が出来て自分の子を教育するという建前で触れてもらう事だろうか。
これ程多くの偽情報や基本的な統計操作に惑わされている人々や何も気付いていない人々が大勢居る現状だが、面と向かって、君には子供レベルの基本的な教養が欠如しているので再学習する必要があると言っても伝わらない。
相手の気持ちを逆撫でしないように気を付けないとただ単に事実を伝えても上手くいかない事はよくある。特に今回は乳幼児水準の問題であるし、ほぼ確実にプライドを傷付けてしまうので上手くオブラートに包む必要がある。
瞑想の習慣でじっと座っている事に慣れている人々なら割と気兼ねなく勧められるが、忙しいビジネスマンに時間を取って乳幼児の学び直しをやれとは口が裂けても言えない。大体、過程として不自然過ぎて意味が分からない。
各人が納得出来るような適当な口実と共に適切な再教育を行う必要がある。何なら、形式を変えて一見して分からないようなパズルの形式にしても良いかもしれない。こんな誰でも出来るような事で人生躓くなんて有り得ない。